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決勝トーナメント進出おめでとうございます

【決勝トーナメント進出!】
さっきまでW杯の日本vsデンマーク戦を見てました。結果は3-1で日本の勝利!見事に決勝トーナメントへの進出を決めました。

 それにしても前評判を覆すサッカーを今回の日本代表は展開してくれているなって実感します。日テレのアナウンサーが「これからの日本のサッカーのベースとなるものを今回の代表は築いたのではないでしょうか」というコメントもあながち嘘じゃないなって思います。

【印象的だった試合後の円陣】
 試合の内容はとりあえず置いておいて、私が印象的だったのは、日本の選手が試合後に円陣を組んで喜び合っていたことでした。今回の代表はマスコミでも選手同士の結束力が硬いことは報じられていましたが、日本のA代表が円陣を組んで喜び合うような場面がここ数年であったかな、と思いました。
 
【結束力の硬い代表は強い!?】
 私が記憶に残っている限り、代表チームで選手同士の結束が固かった印象が残っているのは、小野や稲本を擁したU-20代表であり(99年・準優勝)、内田・柏木を擁した07年のU-20代表であったり、年代が下のカテゴリーでは多く見られたものの、A代表では始めてみたような気がします。
 99年のU-20の代表は準優勝という結果を残しているし、07年も結果的にはよくはなかったものの、他の強豪国に一歩もゆずらない試合内容だったわけで、チームとしての力はかなりのものがあったと思います。
 やはり選手同士の結束力が強いほど、特に日本代表にとっては大きな力を発揮できるんだとそんな風に思います。 

【海外経験の選手の豊富さ】
 それにしても今回の代表は、海外経験のある選手がたくさん含まれています。前線からみても、本田、大久保、松井、長谷部、中澤・・ベンチを見渡しても稲本、中村、川口と海外を経験している選手がこれほど多いA代表も初めてではないでしょうか。

【海外経験のデメリット】
 海外を経験した選手からよくきかれるのが“自己主張”の大切さです。海外では、自分から積極的に他の選手に対して要求をしないとボールも回ってこないし、注目もされない。ゴール前でアシストするよりも、ひとつのゴールの方が評価される。そうした自己主張の強さが求められるというそうした厳しさを口にする選手は多かったと思います。
 ただ自己主張というのは、一歩間違えれば逆にマイナスの結果をもたらすこともあります。当たり前ですがサッカーというものは11人でやるものです。11人がそれぞれ好きなことをやっていては試合は成り立ちません。
 少し前のA代表ではその弊害が見受けられたような気がします。自分の要求を過度に相手に伝えたり、海外のチームからオファーが来るように、わざと注目されるようなプレーにはしったり・・。どちらも大事なことではあると思いますが、それが逆に日本のチームとしての質を押し下げている印象も受けました。

【海外で得たものをいかに活かすか】
 しかし今回の代表は、そうした弊害をひとつ乗り越えたような強さを感じます。海外経験のある選手が豊富な為に、それぞれ自己主張はするのですが、それとともに選手同士の結束や協調を大事にする。組織と言うものを大事にしている印象を受けます。
 海外を経験した選手が、自身の技術や、自己主張の大切さを伝えながらも、選手間の結束を大事にし、日本代表の一番の魅力でもある“組織力”を発揮する。そうした今まで言われてきた日本の“組織力”が、ひとつ上のステージに進み強豪国を苦しめるような強さを発揮している、そんな風に思うのです。
 
“個”と“集団”が複合的に絡まってチーム自体のレベルを押し上げている、今の日本代表からはそんなものが伝わってくるような気がしました。そういう意味で、今回の代表は日本のサッカーの目指す方向を指し示してくれているような活躍を見せてくれていると思います。
 
 これからの活躍も期待したいと思います。

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