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”結婚”っていうこと

【後輩の結婚を祝う会に参加して】

先日、大学時代の後輩の結婚を祝う会に参加してきました。とりあえず入籍を先に済ませて、秋に海外で挙式を行う予定とのことでした。

久しぶりと言っても半年ぶりに会う後輩はとても幸せそうに見えました。この日は結婚した彼女と一緒に参加してくれたのだけれど、二人の醸し出す雰囲気がいかにも幸せそうだったからそう感じたのだろうと思います。

しかし自分の大切な後輩を、大切な仲間とともにこうして祝福できる。私自身、そうした仲間が存在すること自体にも幸せを感じました。


【自立した個人同士の結婚】


後輩と結婚した彼女はかれこれ3年の付き合いになるそうです。3年の付き合いというと、結婚のタイミングとしてはいい時期なんだろうなって個人的には思う。ただ3年もの付き合いになると、相手に多少なりとも”飽き”だったり”嫌な部分”などが見えるようになり、関係性に惰性なるものが生まれてもおかしくない期間でもあると思います。

 しかし、この日、後輩と後輩の彼女の間にはそうしたものは一切見て取れませんでした。事実、後輩の彼女にためしに後輩の好きな部分を聞いてみると寸分の迷いもなく”全部”と返答(笑)。

 私自身、これまでいろんなカップルの関係性を見てきたけれど、恋人関係にある二人の間には、例えば「相手がいないと生きて行けない」「自分にはこの人しかいない」といったような依存的な関係性だったり、「いますぐ会いたい!」といった甘えだったり、自身の寂しさから好きでもない相手との関係を継続していたり、ともすれば、お互いの関係性になにかしらの不全感をもちながらも関係を続けている人たちも少なくなかったように思えます。

 しかし、この日後輩達からは、そうした甘えや依存などをはじめとする不全間がまったく感じられず、関係性自体が成熟しているように思えました。お互いの人格を認め合った上で、パートナーとしての相手に対して誇りを持ち、このパートナーを選んだ自身の選択とそんな自分自身にさえ誇りを持っているようなそんな風に見えて、心底うらやましく思いました。


【”祝う会”の意義】
後輩達に対して、もう一つ羨ましいというか、すごいと思ったのが、会が終わってから参加した仲間たちを後輩夫婦が2人で一人ひとり見送ってくれたこと。そして、後日2人からのお礼の手紙が送付されてきたことです。どちらの行為も、”仲間”の大切さを実感しているからこその行為だったと思うのですが、そもそも夫婦関係というものは、夫婦2人の関係だけが良ければ成り立つというものでもありません。その夫婦自身がこの社会の中で生きていかざるを得ないわけですから、まだ20~30年足らずのまだまだ未熟な2人がこの世の中で旨く生活していくためには、夫婦を取り巻く人たちの支えなしには生きて行けません。

そもそも結婚式というもの自体、そうした「未熟な2人がこれからしっかり生活していけるようにみなさんのご協力をお願いいたします」とお願いする場でもあると私は考えているのですが、きっと後輩夫婦も似たようなことを考えていたのだろうと思います。

このように互いに成熟した関係を築いた後輩夫婦が、夫婦を取り巻く仲間の存在の大切さを自覚してこれからの夫婦生活を送っていこうとしているのだから、きっとこの夫婦は幸せな家庭を築くことができるんだろうなって強く感じさせられました。
タグ:結婚
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