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人生の選択

私自身、時にはどうしたらよいのかな・・て悩む時はある。

誰だってそうだと思うけれど、人生の中でちょっと大きな選択をしなければいけない時がある。

「どこの高校に行く?」「どこの大学に行く?」「どこに就職する?」「誰と付き合う?」「誰と結婚する?」

人は人生を生きる上で幾多もの選択を繰り返していく。

しかし、その直面しなければいけない選択というのは人それぞれで、生活する社会環境によっても大きく左右されるモノ。

人生は自分の意志で進んでいくものだけれど、自分の進める道というものは大局的にはとても制限された中にあるのかもしれない。


「選択の繰り返し」というと、人生をあみだくじのように捉える人もいるかもしれません。

最終的なゴールにたどり着くためには一度のミスも許されない。あみだくじってそういうものですよね。

日本社会に余裕がなく、やりなおしのきかないその様子はまさしくあみだくじそのものかもしません。

だからこそ人は迷います。一度でも選択を誤れば、望んでいたゴールにたどり着けないから。

自分自身の人生の岐路に直面した際、そんな風に大いに悩んだ人もいるのではないでしょうか?


でも、一つだけ気づいてほしいのは、人の人生というのはあみだくじのようにあらかじめ決められた道のいずれかを選ぶというだけのものではないということ。

あみだくじってゲームによっては自分で線を付け足すこともできますよね。人はそういう可能性も持ちうるし、目指すべきゴールが一つとも限らない。

自分が主体的に人生設計を行うことで、このように道なき道を進んだり、様々なゴールを見据えたりできるものだと思うのです。

だから、本当に大雑把にいえば、人は真剣に悩んだ末決めた選択であれば、たとえそれがまちがっていたとしても、その後の人生を自ら設計することで、最終的にその誤っていた選択を”正解”にすることも可能だと思うのです。

繰り返しになりますが、人生は一度選択を誤れば、ゴールにたどり着けない、そんな類のものではないのです。

人は自らの人生を切り開く力を信じられらば、誤った選択をしたとしても最終的に自分の望むゴールにはたどり着けると思うのです。

だからこそ、もしあなたが今大きな選択を迫られて、悩み、迷っているとしたら、その悩み、迷いを大切にして、でも例えあなたがどういう選択をしたとしても、そのどちらも今後の人生設計如何で正解にできると思うのです。

だから、「一度間違ったもう駄目だから・・」とまちがった選択をすることに、そこまで怖がらないでほしいのです。


ただ、先程も述べましたが、現在の日本社会は本当にやり直しがききにくい社会であることは事実。自らの人生を自身の力で主体的に切り開く力は、個人の力によってのみでなく、その人を取り巻く仲間たちの存在や、社会環境によって大きく変わってきます。

そうした条件は、今の日本では限りなく切り詰められているのが本当のところ。

それでも、あなたが持っている能力、そして仲間たちの力があれば、今よりもっと多くの選択肢が作れるとは思いませんか?

もしあなたが今大きな選択肢を迫られて、悩み、迷っているのであれば、もう一度自らを信じて、そして周りの仲間の力を信じてみてほしいのです。あなたとあなたの仲間の力は、きっと今あなたが考えているよりきっと大きな力を持っている。

人生はあなたという”個”があらかじめ決められたあみだくじような選択を繰り返していくようなものではありません。

たとえあみだくじのようなものだとしても、あなたとあなたの仲間の力を主体的に活用することで、道を一本でも二本でも増やしていけるし、最終的な”当たり”も一つでなく二つ三つと増やしていけるのです。

ライフコースを当事者の主体的な力量だけに注目して、社会条件を無視した”意欲論”に結びつけることは本当に気をつけなければならないことは分かっているのですが・・それでも、今現在、人生が決められた道のいずれかを選ぶものとしか映っていなくて、選択自体に恐怖を覚えている人がいるのであれば、人生ってそういうものだけとは限らないよってそう伝えてあげたいなってそう思ったのです。


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