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Q10(キュート)

何ヶ月振りかにドラマを見ました。

佐藤健・前田敦子主演のQ10(キュート)。

佐藤健が演じる主人公が、ある日偶然起動させてしまったロボット(前田敦子)のQ10との学園生活を描いたこの物語。興味半分で見たら、とても面白くメッセージ性のあるドラマで見ごたえがありました。

前田敦子が演じるロボットのQ10、何も知らないまっさらな状態のQ10が、佐藤健に対して生活の中での出来事一つひとつに質問を投げかけることによって、佐藤健は一つひとつの出来ごとに対して問い直しを迫られる。


「人間はリセットできないから、大声で助けを呼ぶのですね」 「字が違います。久保くんの字でないとおなじではありません。」


当たり前のことだけど、人間はロボットとは違って、”リセット”することはできません。
「壊れたら捨てて新しいものを買えばいい。」このような思想に慣れている私たち。大量生産大量消費のこの消費時代の中でいきる私たちには重く響く言葉です。


久保くんという主人公の友人がQ10に渡した電話番号とメルアドが書かれた紙きれ。佐藤健はそれを捨ててしまいます。

「なぜすててしまったのですか?」とQ10

「電話番号ならおれの携帯に入ってるからだいじょうぶだよ」

「紙がよかったのです」

「ああ、じゃあ紙に書くよ」

「久保くんの時とは違います。久保くんの書いたものが良かったのです。」


最後に完成したものは一緒に見えても、この世の中で誰かが作ってくれたものであるならば、それはこの世界にある唯一のものなんだ。誰かが似たようにみせても、それは決して同じものではなく、別のもの。こうした”個”やプロセスの大切さに改めて気付かされる思いです。


このドラマの主演者の演技力や細かい描写もどれをとっても素晴らしい作品です。これからどんなストーリーが展開されるのか楽しみにしたいと思います。
タグ:Q10
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