民主党と日本歯科医師会

今日の新聞を読んでいたら興味深い記事を見つけた。
-------------------------------------------------
『民主アメムチ業界工作　-　診療報酬改定　日歯幹部の前で次官に”指示”』

「小沢さんから恫喝に近い言葉で『夏の参議院選挙のことはわかっているでしょうね』と言われた」
東日本のある歯科医師会会長は、ホテルで面談した小沢一郎幹事長から強圧的な態度で要請を受けたと、周辺に語りました。自民党を支持してきた業界団体の中でも日本歯科医師会や日本医師会は資金面、集票力ともに有力な団体です。民主党はその切り崩しに躍起です。
　
　民主党が切り札にするのが、今年度の診療報酬改定で医科本体は1.74％のアップだったのに対し、歯科本体では2.09％引き上げたことです。
　
　民主党国会議員と東日本の地方都市の歯科医師会が開いた懇談会。この席で小沢氏側近の国会議員は、「診療報酬改定の内幕」と行ってこんな話を得意げに披露しました。

―国会内の民主党幹事室に大久保満男会長はじめ日本歯科医師会の幹部が訪ねてきた。小沢幹事長は日本歯科医師会幹部がいる前で、水田邦雄厚生労働事務次官に電話をかけ、「医科よりも歯科の改定率をあげるように」と言っていた。この民主党議員は「この電話が今回の改定に反映した」と示唆した―

　「懇談会に同席した歯科医師は「組織内候補を自民党から擁立することになっていた日本医師会は、診療報酬改定などを審議する中医協の委員を外される羽目になった。我々に対しても、『協力しなければこうなるよ』と暗黙のメッセ―ジだ。」

---------------------------------------------------------------

　私自身医療機関で働く者として、この記事には本当に腹が立った。現場で働く医師・看護士・技師・・など様々な職種の労働者が、身を削りながら懸命に働いている実態や、病院にかかりたくてもそれができず、病状を悪化させていく患者さん。そうした人たちがあふれかえっている現状をこの民主党の幹部たちはどう考えているのであろう。

　怒りでこの記事について書かないわけにはいきませんでした。

タグ：診療報酬 民主党 日本歯科医師会