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第47回総選挙の結果について⑦

また、投票率低下についての今回限りの要因についても触れたいと思います。


朝日系列の朝学ナビでは以下のような分析がされています。


では、安倍首相は今なぜ解散に踏み切るのでしょうか。解散は首相の「伝家の宝刀(でんかのほうとう)」「最後の切り札」。たいていは選挙で与党の議席を増やして政権を安定させる目的で行われます。自民・公明の与党は前回の総選挙で320議席以上の大勝利を納めたため、数の上では極めて安定しています。今以上に議席を増やすのは容易ではありませんが、これから先の2年間で議席を大きく減らさなくてすみそうなのはいつなのか、与党にとって有利なタイミングを探ってきました。  こんな事情が考えられます。 ・消費税増税は不人気政策のため、その先送りを表明しての選挙は与党に有利 ・今なら安倍政権は比較的高い支持率を保っている ・来年は原発再稼働や集団的自衛権行使容認に伴う法整備など反対論も強い課題が待っている ・まだ野党の選挙準備が整っていず、選挙区ごとの候補者調整も進んでいない  安倍首相は、これらを総合的に考えて「今でしょ!」と判断し、長期政権をへの道筋をつけようとしているのではないかとみられています。


以上のように、”なぜ今総選挙なのか?””大儀なき解散”というように、理由もわからず、総選挙を行うことになったために、国民の中での関心や注目があがらず、中には”身勝手”という反感から、投票にいかなかった国民も多かったのではないでしょうか?


また、もともと政策としては野党は明確な対抗軸を自民党につきつけることができていませんでしたが、急な総選挙ということで、野党のほとんどは、明確な政策を出すことができませんでした。

もともと、消費税増税、アベノミクス、安全保障などの主要な争点についても自民党とほとんどかわらない政策であり、そのうえ政策もぼやけたまま選挙に突入したのですから、国民の間でも、野党への期待が薄らいだのは、当然だともいえます。
結果、投票することをあきらめた人もおおかったのではないかと思います。


また、今回、投票日は雪に覆われて、天候も悪かったために、よっぽど投票行動に熱意をもっていない有権者でない限り、投票を断念したケースも少なくなかったのではないかと思います。


これらの要因が重なり、今回の投票率の低下を招いたのではないでしょうか。
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