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内向的な人が秘める力①

就活についての記事を書こうと思ってるんだけれど、最近いろいろなデーターが次々と出てくるものだから頭の中がごちゃごちゃに・・。まとまり次第書いていこうかと思います。


話はずれますが、最近本田由紀さんのTwitterが存在することを知ってよく見ているのですが、面白いツイートがあったのでそれについて触れたいと思います。


本田由紀さんが触れていたのは、心理学者のSusan Cainさんの「内向的な人が秘めている力」というテーマのスピーチです。


一部引用しますと


「9歳の時初めてサマーキャンプに参加しました。母はスーツケースいっぱいに本を詰め込んでくれましたが、私にとってはごく普通のことでした。私の家では読書が主たるグループ活動だったからです。非社交的だと思うかもしれませんが、私たちにとってはそれが一種の交流方法だったのです。家族が揃っていて、人の温かみを感じながら、同時に心の中の冒険の国を自由に飛び回ることができるのです。キャンプではそれと同じことを大がかりにするんだろうと思っていました。(笑) 10人の女の子が山小屋でお揃いのパジャマを着て一緒に読書するのを想像していました。(笑)


でもキャンプはむしろアルコール抜きのビヤパーティに近いものでした。キャンプ初日にリーダーの人が私たちを集めてチアを教えました。キャンプの精神を再確認するためこれから毎日やるんだと。こんな感じです。「R-O-W-D-I-E、これがラウディの綴り方。ラウディ、ラウディ、さあラウディに行こう!」 ええ、どうしてこんなに騒がしくするのか訳が分からなかったし、何で間違ったスペルを使っているのかも分かりませんでした。(笑) それでもチアを覚えました。他のみんなと一緒に一生懸命やりました。早く解放されて本を読みたいと思いながら。


でもスーツケースから本を取り出していたら、部屋で一番いけている女の子が来て、「何でそう醒めてるわけ?」と言いました。醒めてる? 確かにR-O-W-D-I-Eとは正反対ですね。その次に本を取り出そうとしたときには、リーダーが心配顔でやってきてキャンプの精神を繰り返し、みんなめいっぱい活動的にやらなければならないと言いました。


それで私は本をスーツケースに戻して、ベッドの下にスーツケースを押し込み、キャンプが終わるまで手を付けませんでした。そのことで何か罪悪感を感じました。本たちが自分を必要としているように思え、私を求めているのに見捨ててしまったように感じました。でも夏の終わりに家に戻るまで、私は本たちを見捨ててスーツケースを開けることはありませんでした。


サマーキャンプの話をしましたが、似たような思い出なら他に50くらいもあります。静かで内向的なのは正しくない、もっと外向的になるよう努力すべきだというメッセージを、いつも受け取っていました。そして心の中で、そんなの間違っている、内向的なことに悪いことなんてないのにと感じていました。でもそういう直感をずっと押し殺していて、こともあろうに金融街の弁護士になりました。ずっとなりたかった作家ではなく・・・。自分だって大胆で積極的になれるんだと証明したかったというのもあると思います。そして賑やかなバーによく出かけました。本当は友達と落ち着いて食事する方が好きだったのに。そういう自己否定的な選択をほとんど反射的にしていて、自分では選択していることに気づいてもいませんでした。


これは内向的な人の多くがしていることで、本人にとって損なことですが、同時に同僚やコミュニティにとっても損失であり、大げさに聞こえるかもしれませんが、世界にとっても損失なのです。なぜならクリエイティビティやリーダーシップという面で内向的な人に実力を発揮してもらう必要があるからです。全人口の1/3から1/2は内向的です。皆さんの知り合いの3人か2人に1人は内向的だということです。だから自分は外向的だったとしても、同僚や配偶者や子どもたちや今隣に座っている人は内向的かもしれません。その人たちはみんな、社会に深く根ざした現実の偏向によって不利を被っているのです。私たちはみんな、それを言い表す言葉も知らない幼い時期から、それを内面化しているのです。」
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